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若手医師と商社マンが最強を目指すブログ

平成生まれの帰国子女である3年目医師と4年目総合商社マンがそれぞれの最強への道を虎視眈々と狙う

米国ビジネススクールの校風の違いにみる「偉くなりたい」という気持ちの空虚さ

「何になりたいかと言われると、偉くなりたい」

Harvard Business School (以下、HBS)出身の同僚に将来のビジョンについて聞いたらこんな答えが返って来た。

HBSといえば、昔からリーダーの養成所として有名だ。
自分がどのようなポジションに居たとしても、そこでどのようなリーダーシップを発揮し世の中に貢献するのか、ということを学ぶ場所だという。HBSでは「Leadershipとは何か」ということについて議論する授業もある。

その同僚によると、HBSの他の同級生達も、皆似たようなビジョンの持ち主ばかりだと言うのだから、驚きである。

実際にHarvard大学からは、Microsoftビル・ゲイツFacebookマーク・ザッカーバーグを輩出しているし(両氏ともDrop outだけど)、日本で言えばグロービスの堀義人氏、ライフネットの岩瀬大輔氏なんかがHBS出身である。いずれも偉大なリーダー達であると言える。
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当社(あ、ちなみにこれ書いてるの開司です。ご無沙汰です)にもHBS出身者は非常に多い。彼らはとにかく出世すること、自分の給料を上げることにこだわる人ばかりだ。


読者の皆さんは「偉くなりたい」という想いを持っていますか。

近頃、相方の達也もカネを稼ぐことに躍起になっている。ビジネスの世界で医者  より安定的に稼ぐのは一般的には困難だろうが、外資コンサルや投資銀行でトレーダーにでもなれば彼の今の年収は大いに超えるから、最近勧めてみている。

私は、彼が何を思って今医者をしていて、これから何がしたいのかは正直良くわからない。どうやら彼自身も良くわかっていないようだが、日々の会話やブログなどからは、つまるところ「偉くなって、皆に注目されたい!」と考えているのではないか、と推測される。

問題は、さっきのHBSの同僚もそうだが「偉い」という言葉の定義が明らかでないことだ。

辞書で「偉い」を引いてみると、

  1. 普通よりもすぐれているさま。
  1.  ㋐社会的地位や身分などが高い。「会社の―・い人」
  1.  ㋑人間として、りっぱですぐれている。「苦労しただけあって、―・い人だ」

私もカネは欲しいし、注目もされたい。しかしこの辞書の意味で言うところの「偉く」なりたいかと言われると、それは違う気がする。

リーダー養成所としてHBSを例に挙げたが、対となる米国の大学としてあるStanford Univ. Graduate School of Business ではどうなのか。同大学MBAの同僚に聞いたところでは、

Stanfordのキャラクターはそのエントリーのエッセイの問にすべてが表されている。そのエッセイの問とは "What matters the most for you?"(あなたにとって最も大事なことは何ですか?)というもの。つまり、自分が叶えたいことの実現ということを最も重視しているHBSでは「偉くなりたい」というのが大事なのかもしれないが、Stanfordでは目標が人によって違う。  

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自分がやりたいこと、好きなことを発見し、これを実現すること。自己実現が最終目標なのである。

私は、「偉くなる」ことより、この「自己実現」という言葉の方がしっくり来る。 
自分のやりたいこと、大事なことを開発して、それを実現出来るまで持って行きたい。
Stanfordのビジネススクールには大きな魅力を感じる。

そのくせ最近勉強出来てないし、転職活動もしている。これは勉強がとにかく苦手なので、自分はビジネスマンとして手を動かす、実働を今はとにかく頑張りたいとの想いからである。

一番大事なのは、Stanfordに行くことではなく、自己実現を志す精神を持ち、行動していくことなのだろう。

私は何になりたいのか、これについては別に稿を持ちたいと思う。