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若手医師と商社マンが最強を目指すブログ

平成生まれの帰国子女である3年目医師と4年目総合商社マンがそれぞれの最強への道を虎視眈々と狙う

最も楽な総合商社内定法 ~開司降臨~

4年目商社マンの開司だ。


1. 赤字決算なのに就活生に総合商社が人気な理由
先期の総合商社、特に三菱商事三井物産の決算発表は惨憺たるものであった。三菱商事が▲1,500億円、三井物産が▲800億円と、両社とも明治時代に会社が設立されてから、初の赤字決算となってしまった。我々商社マンのボーナスもガクリと減り、多くの社員のやる気も削がれる結果となった。

斯様な状況にあるのにもかかわらず、これら赤字企業を志望される学生が非常に多いのは驚きだ。楽天「みんなの就活日記」が発表する就職人気企業ランキングでも、伊藤忠商事が3位にランクインし、その他も三菱商事18位、丸紅27位、三井物産35位、住友商事49位とベスト50までに五大商社が収まっている。
(出典:「みんなの就職活動日記 新卒就職人気企業ランキング」)

現在、総合商社に勤める私だが、OB訪問してくる学生に会う機会も多く、商社人気は一向に衰える気配はない。学生が商社を志す理由を聞いてみると、給料が高い、潰れはしないだろうと言う安心感、大規模事業、海外事業、といったキーワードをよく耳にする。

しかし、実際の理由としては「海外(ってカッコいい)」「大規模事業(って面白そう)」 「給料が高い(からモテそう)」なんてところが本音ではないか。話の内容が薄い学生は、大体同じような印象を受ける。
「チームで大規模事業を、リーダーシップをとって海外で実現したい!自分は短期留学経験もあって〇〇みたいな事がカルチャーショックで、そういった環境でビジネスを作りたいです!」 
果たしてこんな浅薄な輩が、商社に内定を取れるのだろうか。即ち、商社に「ほしい!」と思われる人材足りうるのか。それを語る前に、まず自分の紹介から始めさせていただく。
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2. 開司の場合

(1) 学生時代の開司
ここで私、開司の自己紹介をしよう。

私は高校時代までは、家に引きこもってゲームとギターに明け暮れていた。もちろん成績順位はケツから数えたほうが早く、赤点スレスレでギリ進級できていたという状況だった。相方の医者とは違い、かなりの落ちこぼれキャラだった。

当時の私はプロミュージシャンになるべく東京に出たいと考えていたので、なんとかして上京できる方法は無いか考えていた。最終的に、親に東京に行くまでのお金を援助してもらうため東京の大学に入学するしかない、という結論に達した。そして高校卒業後、受験勉強を始めた(当時の成績の評定平均は2.8、偏差値50未満)。

その1年後、第一志望だった慶應大学に受かった。上京し、早速東京のミュージックシーンに挑んだ。田舎では自信満々で、その界隈では最も上手い自信が有ったが、大甘だった。東京の本物のミュージシャンの競争力に圧倒され、打ちひしがれた。そしてそのまま逃げ出し、結局遊んで暮らしていた。また落ちこぼれに逆戻りかと思ったが、あっという間に大学3年生を迎えてしまった。

ある日、当時付き合っていた意識高い系彼女に、行きたくもない就活の合同説明会(外資企業のみ)に付き合わされることになった。やれやれ、ジーンズとパーカーでも着ていくか。そうしてのこのこ出かけて行ったのが、私の就活の始まりだった。

(2) 就活時代の開司
大学3年次の5月に始まった就活。そこで私は開眼する。プロミュージシャンの夢から就活に本格的に切り替える事案があったのだ。それはある外資企業の市場シェアを奪ってやった、というプレゼンを聞いた時。つまり市場を変えたのだと。

私がミュージシャンになってやりたかったのは、今の業界を変えること。即ち市場を変えることだったのだ。ビジネスの世界に飛び込むことこそ、自分がやりたいことを叶えられると思うようになった。パーカー・ジーンズからスーツに姿を変えた。そして「就活の軸」を以下の3つに設定した。

①自由に働く
②面白い人と働く
③楽しく働く

とにかく自分で将来、音楽業界を変えるビジネスを作る。ひいては起業する。そのためにこの3つを軸とした。それ以外は一切興味なし。就活時の企業・業界研究は蚊ほどもしなかった。

一般的な就活生とは全く異なったメンタリティーであったが、どうやらこれが功を奏し、「面白い発想をする!」と、とある総合商社から内定をもらった。海外なんて何年も住んでいたので、海外で仕事するなんて全く興味が無かった。総合商社なんて蹴ってやろうと思っていたが、自分の話を最もよく聞いてくれていたのが今の会社であることは間違いなかった。

(3) 今の開司
結局自分はその総合商社から内定を受理、就職した。今は4年目である。商社なんて全然興味が無かったので、入社して初めて、何をしている会社なのかを知ることになった。今はインフラ関連で新規ベンチャー投資案件を探している。


最後に. 会社の都合は関係ない
よくOB訪問に来る学生に言う言葉がある。

就活の時に会社の都合なんか気にするな!
自分自身が何をしたいかがなければ何も始まらないんだぞ!


よく考えて欲しいが、面接という試験形態をとっている以上、自分が採用されるか否かは、面接官との会話によって決まる。話題は面接官が振ってくれるものの「自分が何者で、何をしたいのか」そういうメインコンテンツが曖昧なままでは、面接官の心に響く候補者にはなりえない。

自分自身が何を成し遂げたいか、ということを考えることが一番重要なのだ。そしてそれは、総合商社では入社してからも、上司に問われ続ける。その様な、自分のコアに関わる問いにぶち当たった時、会社の都合ばかりを気にしていては、何も新しい物は生まれない。会社としても、そんなことを望んでいないのだ。 


情報収集に励む前に、自分が何をしたいか、自分に聞いてみてほしい。
ラーメンとかミサイルの話は、その後だ。