若手医師と商社マンが最強を目指すブログ

平成生まれの帰国子女である3年目医師と4年目総合商社マンがそれぞれの最強への道を虎視眈々と狙う

お金を増やす事はまず自分の現状を認識することから始まる、家計簿のススメ

どうも医師のTatsuyaです。

人間、誰しも生きていれば、お金を使います。自分のお金を管理する必要が出て来ます。

社会人になってから、研修医という、まあまあ収入のある身分を送っていました。しかし、僕が2年間の地獄のようなトレーニングを送った後、3年目に新天地への引っ越しを行った後の貯金額は、なんとわずか10万円でした。「車を買ったわけでもなく、マンションを購入したわけでもないのに、なんでこんなに金が無いんだ?」と衝撃を受けたことを覚えています。

そうして医者3年目となり、医者バイトも始め、月収も乱高下を繰り返しているわけですが、奨学金やら借金やらカード支払いやらで、「ぶっちゃけ俺って金あるのか無いのかどっちなん?」という状態が最近まで続いておりました。

 

そう。やっと気づいたのです。僕は日々の生活の中で、自分の資産の全体像がよくわかっていなかったのです。今までの人生で、僕の頭の中にあったのは「財布の中身・カードの支払い予定・銀行預金」の3つだけでした。それ以外の借金や資産に関しては、全く意識しないで生活していたのです。

上の「研修医終了時の資産は10万円」という発言に戻ってみます。よくよく考えてみると、+10万円というのは間違いです。僕は学生の頃に無利子の奨学金を借りていましたし、他にもお金を借りています。その額は当時で220万円弱でした。「達也の収支」と考えるのであれば、正しくは「研修終了時はー210万円」ということになります。

 

僕自身は育ちがお坊ちゃんなので、「節約=偉い」という発想がありません。良いもの、美味しい食べ物に、それに見合った額を出すのは当然と考えてます。逆に言うと、普通に生きているだけで(本人は贅沢していると思っていない)、かなりの出費となってしまうのです。

僕の出費は「衣服・食事・移動費」でほとんど全てでした。ここからわかるのは、もし僕がダサい格好をして、食にこだわりのないキモい奴になれば、出費はかなり抑えられ(他に旅行や車などの変な趣味がなければ)どんどんお金が貯まって行くと言うことです。

 

逆に言うと、僕は「お金を意識しないで普通に生活」しているだけでは、お金が貯まらない人間なようです。常にカッコよくして女の子にモテたいし、美味しいディナーや酒を楽しみたい。しかも、こういった行為をやめてしまうと、すぐに平均的な欲求不満の輩(Average Frustrated Chump)に仲間入りするのは必定です。

とは言っても、常に自分は「ー200万だ」と考えていれば、振る舞いも少しは変わってくるでしょう。ボーナスや臨時収入が入っても、「50万円を余分にゲット!Yeah!」ではなく「−200万が−150万になりました。そうですか」という気分になります。ワインボトル頼んじゃうか!と普段ならなるところ、どうせ全部飲めないのだからグラスで我慢しておこう、となります。

 

ちなみに借金に関しては無利子であれば、別に急いで返す必要無いじゃん、と思っていましたが、どうもそれも違うようです。この辺の話は、前回開司が説明してくれました。

 

では自分の収支を把握するにはどうしたらいいのか。すぐに思いついたのが家計簿をつける、ということでした。最初は紙の家計簿帳や、エクセルのプログラムを考えていろいろ調べていましたが、どれも非常に面倒そうで、躊躇しておりました。

その心境をツイッター上で吐露したところ、馬神傑さん(@party_hero_star )という投資銀行にお勤めの方が、Zaimという家計簿アプリを紹介してくれました。

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 家計簿をつけると、自分が実際どれだけ使っているのか、今現在の資産はどれだけあるのか、わかるようになります。

このアプリのすごいところは、クレジットカードと銀行口座から、自動的に家計簿をつけてくれることです。日時や金額はもちろんのこと、使用用途の振り分けも、同じような用途の過去歴があれば、勝手にやってくれますし、かなり正確です。Amazonに代表されるECサイトのアカウントも登録可能です。

特に効果があるな、と思ったのが、クレジットカードを使用したらすぐに支出として計上される点です。クレジットカードは、その支払いが翌日や翌々日になるので、あまり「出費がかさんでしまっている」と言う感覚を得にくいです。その点、家計簿アプリの使用すれば、常に月間や週間の出費が把握できるようになります。

使用する上のポイントとして「自分の借金や車のローンなどの大きな額の借金を含め、自分に関わるお金の全て」を登録する事です。こうする事で初めて「自分の総資産を意識できている」状態になることができます。

 

家計簿への記帳が継続できない一番大きな理由は「めんどくさい」からだと思います。しかし、クレジットカードとネットバンクがあれば、現代ではアプリが自動的に記帳してしまいます。

僕は自分のキャッシュフローを数値やグラフで見ることで、初めて「自分自身のファイナンス状態」が少しわかった気がしました。ポルシェの中古車市場カーセンサーで毎日見てる場合じゃなかったと、猛省しております。

Zaimは、月数百円で有料会員になることができます。有料会員になると、金融機関からのデータ取得の頻度が増し、また手動でもできるようになります。僕は常にリアルタイムで自分を戒めるべく、有料会員になっております。

さて、僕は家計簿をつけて2ヶ月のド素人であり、またZaim以外のアプリは使ったことがありません。なので、Zaimの他のアプリに対する優位性は特に知りません。

また、僕は株などの資産は持っていませんので、この辺がからんだ場合の家計簿に関してはよく知りません。黒字化を果たすことができたら、考えてみようと思っています。