洋書を読むにはKindle端末、Kindleアプリ、紙の本のどれが適しているのか
こんにちはTatsuyaです。
先日、イーロンマスクの伝記を読み終えた。
原)Elon Musk: How the Billionaire CEO of SpaceX and Tesla is Shaping our Future,
ちょっと魔がさして、原著(英語版)を選んでしまった。
これがえらい難しくて、通読するまでかなり時間がかかってしまった。
理由は、僕は医者なので、全くビジネスのことがわからないから内容が理解しにくいというのが一つ。
もう一つは、文中に出てくる単語のレベルが非常に高い、というの2点だ。
通読し終わっても、あんまり内容を覚えていないというのも、なんとも悲しい。
ところで、洋書を読む媒体は、何が適しているのだろうか。
今手もとにあるのは
- PC KindleとiPhone Kindleアプリ
- Kindle Paperwhite端末
- 紙の本
である。
それぞれのメリットデメリットを考えてみよう
Kindleアプリ(PC、iPhone)
一番大きな利点は辞書が瞬時に使える点である。
これが秀逸で、指やカーソルで単語をなぞるだけで、一瞬で辞書が表示される。
デフォルト辞書は変更も可能で、英和辞書はもちろん、英英辞書も設定できる(画像は英和)。
洋書を読む際の辞書に関しては、英英にするか英和にするかは賛否両論ある。
英英辞書だと、definitionの中の英単語がわからないことがあり、二度手間になって面倒くさい。
英和だと日本語脳から抜け出せない。
まあこの辺は、様子を見ながら適宜変えてみよう。
後述するが、PC/iPhoneのKindleでは、調べた単語が単語帳に自動登録されることはないし、単語帳の参照もできない。
何よりPCとiPhoneの難点としては、誘惑が多く、すぐに他のことをしたくなってしまう。
英語を読むという作業は、それだけでもかなり負担がかかる作業で、深い集中が不可欠なのだ。
Kindle端末(Paperwhite)
誘惑がないので、集中という意味ではKindle専用マシンが有利だ。
画像が液晶ではなく、E-inkという目に優しい表示なのがありがたい。
もちろん辞書機能も内蔵されており、単語をタッチするだけで表示される。
しかもKindle端末による辞書は、調べた単語を自動的にリストしてマイ単語帳を生成するという神機能がある。
しかし一つ致命的な難点がある。「辞書の表示スピードが遅い」のだ。
これは、難しいけどちゃんと理解しないといけない本、要するに辞書を引きまくる本の際はかなりのネガとなりうる。
体感的には、 PCやiPhoneの2−3倍時間がかかる。
単語帳機能に加えて、Kindle端末には、Word Wiseという新機能がある。
これは、難しい単語をKindleが自動的に調べ、その単語の上にルビとして類語や意味をあらかじめ表示させる機能である。
「難しい単語の基準」も、任意に調整が可能である。
ただ、難しさの基準は曖昧で、「なんでこの単語にルビがあるのにこれに無いんだ!」
なんとことはしょっちゅうである(僕のVocabularyが偏っている可能性も大)
これは革新的な機能だと思ったのだが、一つ問題があった。
それは、本来の単語を読み飛ばすようになってしまう(あまり意識しなくなってしまう)という点である。
作者の文章の味をそのまま受け取ることと英語学習が原著を読むメリットなのだとしたら、だいぶ勿体無い話だ。
なので僕は、Word Wiseは非表示としている。
洋書を読むのに最適な端末とは?
理想を言えば、スピーディな辞書表示と単語帳機能が両立されれば良いわけだ。
使ったことはないが、VoyageやOasisといった上位機種ではどうなのだろうか。
またちょっと用途が異なるかもしれないがKindle FireというタブレットはCPU機能がだいぶ優れている印象である。
Kindle端末の機能は基本的に全て使えるようだ。
E-inkでは無いし、誘惑も多いが、一考に値する。
もしまた機会があればレビューしたい。
古き良き紙の本
紙の本はその逆で、辞書を引くモチベーションが下がるが、集中しやすい。
あと、周りに「僕は洋書読んでますよアピール」もできるので、モチベーションが上がる。
人との比較の中でしか自分の価値を認識できない僕たちにはぴったりであろう。