若手医師と商社マンが最強を目指すブログ

平成生まれの帰国子女である3年目医師と4年目総合商社マンがそれぞれの最強への道を虎視眈々と狙う

勝ち組を目指すなら、とりあえず中高で留学させておけばいいのではないか

どうも達也です。

子供のいない僕が、安直な教育論を語ろうと思います。

 

僕は幼少の頃にアメリカに数年間住んでいたことがあります。

おかげさまで、元々そこそこ英語はできました。

具体的にいうと、追加の勉強は全くなしでセンター英語満点。

模試での英語の偏差値は75〜でした。

TOEFLは100点以上あります。

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現在はアメリカ人ばかりの環境で、英語を読み・書き・会話、全部使ってます。

そこでは、本気で海外を目指している日本人の方とも大勢お会いします。

彼らは、ものすごく努力されています。

しかしそれでも、いや、だからこそ、

「幼少の頃に英語を使ったことがある」ということの英語への影響は死ぬほど大きい」

ことを痛感しています。

越えられない大きな壁があるのです。

 

「ちょっと英語で日常会話が出来る」ということと、

「英語のみの環境で仕事ができる」、ということには、大きな溝があります。

 

ご存知の方も多いでしょうが、英語さえ完璧なら、慶應大学や早稲田大学には、

一般的な受験勉強をほぼしないで入学できます。

 

僕の知り合いには帰国子女がたくさんいます。

彼らは、中高とほとんど遊んでるだけでしたが、

高校3年生の春にちょっと自己アピールと面接の練習だけ行い

そうやって高偏差値私立大学に入学してしまいました。

普通の人が、中学受験、高校受験、大学受験と、人生をかけて勉強してきたのとは対称的です。

 

あ、僕自身は国公立医学部なので、英語以外の科目も必死に勉強しましたし、

センター試験や二次試験も受けましたよ。

 

話は戻りますが、そうやってヘラヘラと高校を卒業し、晴れて良い私立大学へ入学。

学中はサークル・バンド・スポーツなどに適当に打ち込み、

就活ではあっさりメディア、商社、外資系企業への就職を成功させています。

ちなみに商社マン開司のキャリアがこんな感じです。

 

ちなみに、英語ができるやつって、コミュニケーションも上手なんですよね。

だから就活にも強いのでしょう。

 逆に、英語ができても根暗だったりすると、就職もうまく行きません。

しかし「英語できるぜ」という自信が、多くの帰国子女に根拠のないアルファ・オーラを付与します。

なので多くの帰国子女は、

男なら「スペック以上に俺はできる」と思っているし、

女なら「実際の外見以上に、自分は可愛い」と考えていることが多いです。

 

学歴は稼ぐためには必ずしも必要ではないというのはその通り。

ただ、エリートサラリーマンになれば、30歳ぐらいで年収1000万も視野に入ります。

これは、相当に勝ち組と言えるのではないでしょうか。

厳しい受験戦争を幼少期留学のみであっさりとパス。

この「コスパのよさ」に驚くばかりです。

 

2016年の日本で「英語ができること」の価値はこれほどまでに大きいのです。

そして、留学さえすれば、概ねどんな人でも、英語はペラペラになります。

 

いくつか注意点を考えてみます。

 

家族で海外移住した場合は、1年ぐらいでは、そんなに英語はできるようになりません。

なぜなら、家に帰った後は日本語をしゃべるからです。

日本語の漫画、テレビ、ゲーム、友人に浸っている時間の方が英語を使っている時間より圧倒的に長いので、なかなか上達しません。

この場合、実用に耐える英語を習得するには3−4年は必要だというのが、僕のイメージです。

僕がこんな感じです。

 

逆に、全寮制で、24時間周りにネイティブしかいない、という環境であれば、スピードは何倍にもなります。

具体的には、1年ぐらいでほぼネイティブ並みになります。

なので、こっちのパターンが良さそうです。

まあドロップアウトしたりいじめられたりするリスクはありますが。

 

後は、留学する年齢です。

一般的に若い方が現地に溶け込みやすいし、吸収も早いです。

しかし、英語の中身が低レベル(アカデミアや仕事での使用に耐えない)だったり、

忘れるのも早いというデメリットもあります。

0−5歳は留学の意味なし、小学生の場合は帰国後も英語の勉強継続、っていう感じです。

 

バランスを考えると、中学生・高校生あたりがベストでしょう。

この辺は、本人の適正にもよりますが。 

 

というわけで、親が子供にさせてあげることで、

一番コスパが良い教育は、「英語を身につけさせておくこと」というのが

僕の結論です。

 

ところでAiの進歩により、英語の学習が不要になる説があります。

人工知能は人間を超えるのか」とかも読みましたが、僕は極めて懐疑的です。

 

Googleさんのおかげで、文章の翻訳はかなりの精度になっているのは認めます。

ただ、その文章が「英語として正しいのか」判断するには、

英語ができないといけないというパラドックスがあります。

 

Aiの進歩の一番の恩恵は、英語ができない日本人に、勉強しない言い訳を与えてくれたことじゃないですかね。

ま、僕には関係のない話ですけどね。