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若手医師と商社マンが最強を目指すブログ

平成生まれの帰国子女である3年目医師と4年目総合商社マンがそれぞれの最強への道を虎視眈々と狙う

医者よりすごい仕事ってあるんだろうか

少し前に、MRさんをdisるツイートをしたところ、予想外に反応があった。


この発言は、普段から面白くもなく給料も低い仕事を我慢しながらしている多くの社会人の先輩方の顰蹙を買ってしまったようで、変な人達から大量に怒りのリプライが来た。その中で一番多かった指摘は「高給取りというだけで、世の中の数多ある仕事よりはマシなんだボケ」というものであった。

僕は、なるほど、そうかも、と思った。確かに、MRさんの給料は30歳付近で800万くらいとのことで、一般的に考えれば相当な高給取りなのだろう。世の中の多くの人からしたら、羨みこそすれ、蔑むような業種ではないのだ。


ところで、平均的サラリーマンの年収とはいくらぐらいなのだろうか。国税庁平成26年度民間給与実態統計調査によれば、1年を通じて勤務した給与所得者の1人当たりの平均給与は415万円(男性:514万円、女性272万円)とある。40-50代のおじさんが平均を大きく上げていることを考えれば、20−30台の若者の年収など推して知るべしであろう。

ここで、平均よりちょっと良いサラリーマンの「すごさ」を「難易度D、給料D、仕事満足度D、社会貢献度D」と定義してみる。難易度は、その仕事にありつく難易度のことである。ちょっとだけマシなサラリーマンになるためには、とりあえずは親や周りの言うことを聞いて生きていれば良い。MARCH以上の大学を出て、そこそこに就職活動を行うだけだ。自分の意志で新たな価値を生み出す必要はない。これをベンチマークとして、他の仕事を比較してみたい。


・医者(勤務医)
難易度B、給料B、仕事満足度B、社会貢献度A
我らがお医者様。ここでは一番多い雇用形態である勤務医に限定する。医者になるために一番大きく、そして唯一の障壁は大学受験である。ここで、偏差値70ぐらいと最強レベルになる必要がある。一度受験に合格すれば、後はイージーゲーム。どんな人でも医者になれるので、難易度はBとした。平均年収は1300−1500万で、ちょっと非常勤を頑張れば2000万円台だ。人を助けるという、非常に社会的意義のある仕事でもあり、一般人からとてもリスペクトされるので、本人の満足度も高いだろう。

しかし、それでも僕は現状としては「医者なんか大した仕事じゃないよ」と思っている。これの大きな理由が、僕が比較相手としている職業が、かなり極端であるから、ということがわかった。

僕のブログで散見される「すごい」「最強」の言葉。これらはいったい何を指しているかというと、要するに全てがSランクの男になりたいということである。僕が医者になった理由は、高校生の時に、医者があらゆる仕事で最も「すごい」と思ったからだ。その後大学生、研修医と世の中のことが少しずつ分かってきた、「すごい」の基準もだいぶ変わってきた。

日々の生活に戦いがあって、収入をぶったまげるぐらい高くて、常に「本番」「勝負している」という実感が得られる、そんな仕事がすごい仕事だ。

そういう意味で、他の仕事のことを考えてみる。


・仮想敵:日系エリートサラリーマン
難易度B、給料B、仕事満足度C、社会貢献度C
年収1000−1500万円のレンジで考える。国税庁の統計によると、年収1000万円以上の給与をもらっている人の人数は1995千人、割合は4.1%しかいない。社会貢献度がわかりにくいというネガはあるが、それでも困難な仕事をこなしているという満足度はそれなりにあるだろう。もっとも勤務医に近いスペックだが、社会からのリスペクトが得づらいという点で、医者には劣る。また、給料が上がるのに時間がかかるのが特徴であり、40−50歳にならないと1000万以上にはなかなか行かない。

・仮想的:外資系エリートサラリーマン
投資銀行、企業コンサルタント、ファンドなど。うまく昇進できれば給料は数千万円となり、医者の平均を大きく上回ることができる。そういった夢があるのも、外資系エリートサラリーマンの特徴だ。ただ首になりやすかったり、激務だったりするのが難点。激務なのは医者もだけど。

・仮想敵:特殊技能組(ミュージシャン、スポーツ選手など)
難易度S、給料S、仕事満足度?、社会貢献度S
ピンキリだが、売れている人達に限定。絶対数がめちゃくちゃ少ないし、特殊な素養が必要となる。スポーツ選手であれば、小さい頃からその競技に打ち込んでいないとまず有名にはなれないし、小さい頃からの慣習なんて家庭の事情以外のないものでもなく、自分でコントールはできない。社会貢献度は、虚業といえばその通りかもしれない。それでも、オリンピックを見ればわかる通り、世の中の人に勇気や希望を与えることができる。とてつもなく価値のある仕事だろう。本田△

再現性の無さは最強レベル。しかし、これを多くの人が目標とするのは現実的ではないだろう。 収入も桁違いに多く、憧れる。

・仮想敵:企業経営者
難易度A、給料S、仕事満足度S、社会貢献度?
これも事業がうまくいっている人達に限定している。これも絶対数が少ないが、大人になってからの生き方で選ぶことができるという点では、スポーツ選手よりはマシだろう。社会貢献度は、ピンキリ過ぎて一概には語れない。資本主義社会をコントロールする側にいるというのは、やはり憧れますな。


こう考えると、お医者さんってやっぱりすごい仕事なんだなぁ。

ではここで、ランボルギーニアヴェンタドールSVのことを考えてみよう。
DJ-Afrojack-Lamborghini-Aventador-SV-01 (1)
給料は5000万円ぐらいないと、きっとランボルギーニは買えない。ランボルギーニの値段は中古でも3000万円ぐらいだ。そして優れた臨床医を目指し真面目に医療に取り組んでいるだけでは、確実にアヴェンタドールには届かない。

臨床医を極めていくという人生は、同時にアヴェンタドールを諦めている人生、とも言える。少なくとも、「現状では実現できると考えていない」のである。

僕自身は、臨床は楽しいと思えるし、やりがいもある。だから、アメリカ臨床留学なんていう、非常に大変で手間のかかる作業のため、日々努力しているのだ。