若手医師と商社マンが最強を目指すブログ

平成生まれの帰国子女である3年目医師と4年目総合商社マンがそれぞれの最強への道を虎視眈々と狙う

アメリカ人男と結婚/付き合っている日本人女子の頭の中はどうなっているのか

僕の知り合いには、アメリカ人男と付き合ったり、結婚したりしている日本人女子が数人いる。

英語で苦労している、という共通点のある彼女らとの会話は、なかなか興味深い。

 

そうやって彼女らと接していく中で、彼女らには大きく2種類の人種がいることがわかった。

今回はそのことに関して論じてみたい。

 

英語がペラペラの日本人女子

彼女らは、夫・彼氏との日常会話はすべて英語で行なっている。

なぜなら、アメリカ人は日本にいても、ほぼ英語しか喋らないからだ。

たくさんのアメリカ人の友人もいる。

そんな彼女らの発音はスーパーNativeであり、ほぼ完璧である。

 

そういった女子達は、高校生までなんとなーく白人に憧れる普通の女の子であった。

その後、短大や専門学校に行き、「まぬけ〜ぼちぼち」のあたりで楽しく過ごす。

 

そして、ひょんなことから、アメリカ人と交流を持つ機会がある。

相手は、交換留学生だったり、英語教師だったり、在日米兵だったりする。

 

アメリカ人男は、アジア人より白人が好きなので、日本人女子に手を出す奴は、

大体がロクデナシである。 

 

こうして「平均以下のアメリカ人男子」「別に英語は得意ではない日本人女子」のペアが完成する。

 

さすがに、付き合ったり結婚すると、相手と会話しない訳にはいかない。

一緒に英語のテレビを見たり、友達や上司の悪口を言い合うこともあるだろう。

そうして、それまでは特段英語ができなかった日本人女子の英会話力は、急上昇する。

 

こう言った変化を経る人は、「自己主張が強く、おしゃべりな人」が多い。

彼女らは、少なくとも「スピーキング・リスニング」に関しては超速でマスターする。

 

アメリカ人と結婚しているのに、全然英語が喋れない人

逆に、アメ人と結婚して長いのに、英語がほとんど喋れない人達もいる。

日常会話の要件を伝える、ぐらいはなんとかなるが、それ以上の抽象的な話などはできない。

3歳ぐらいの子供が、親の通訳をしていることがある。

 

ワンナイトラブが、あま〜い英語(何を言っているのかわからない)で、成立するのはわかる。

しかしその後も、そのまま継続しておつきあいし、結婚まで発展しているのに、

英会話力が変化しない人たちが存在することには、仰天したものだ。

「こんなんで、一体どうやって生活しているのだ??」

 

しかし、これは僕の「結婚」に対する理解が浅かった、と言った方が正しいだろう。

「パートナーや結婚相手と、深い話をする」ということ自体が、そもそも一般的でないのだ。

いかに多くの女子が、雰囲気やノリで男を選んでいるのか、を端的に示している。

 

こう言った人達は、きっと相手が日本人でも、相手のことはほとんど理解しないままなのだろう。

そのような付き合い方をしている女子は、「雰囲気に流される大人しい人」が多い。

英語力全般が低いまま、徒然なるまま生きているのだ。

 

アメリカ人夫も、言葉がイマイチ通じない奥さんに相談などするはずもなく、

アメリカ人同士で、勝手に楽しくやっていることが多い。 

 

彼女らの英語力に使い道はあるのか

前者に属する人の英会話力は、海外進出を目指す日本人ビジネスマンからしたら、まさに神レベルと言って差し支えがない。

そういったアメリカ人男の彼女/奥さんの日本人は、堪能な英語を駆使し、バリキャリ女子として活躍できるのではないか?

 

そんな僕の期待は、大きく裏切られた。

 彼女らのTOIECの点数を聞いてひっくり返ったのだ。

 

なんと600点

リスニングはほぼ満点らしいのだか、リーディングが全然出来ないのだ。

 

それは、そもそものベースの頭がバカすぎるからである。

彼女らの多くは、「めちゃくちゃアホ」なのだ。

頭のスペックレベルがクソ低いのである。

 

多くの意識の高くて英語が喋りたい日本人は、リーディングから勉強を始める。

その後、実際に外国人とコミュニケーションをとる必要に駆られ、

渋々スピーキング・リスニングのトレーニングをすることになる。

 

しかし、世の中には、逆のパターンの人もいるのだ。


そういった「スピーキング・リスニング」から英語をマスターした人達は

もし読み書きを真面目にトレーニングしたら、どのくらいのペースで習得できるのか

というのはとても気になる。

おそらく、座学ばかりで吸収するより、圧倒的な高スピードで、学んで行くのではないだろうか。

 

しかし、ベースの頭がこんなに悪いと、それも期待できそうにない。

 

 

いやー、本当に面白い存在だなぁー。

名著「人を動かす」に学ぶ、チーム医療を実現する部下との接し方

みなさんこんにちはTatsuyaです。

 

僕は現在3年目の医師である。

僕は普段から「できるやつオーラ」を出しているので、同期の相談に乗る機会が多い。

3年目になった我が同期から受ける相談で一番多いのは、部下との接し方の悩みである。

正確に言うならば、「部下が使えないという愚痴」である。

 

3年目にもなると、マネージメントや教育もある程度行う必要が出てくる。

部下2−3人を抱えて、自分が中心となって患者の管理を行うようになる。

言われたことをこなしていればよかった初期研修医とは違い、

自分が中心となってチームを率いる必要が出てくる。

 

僕は、学生中に部長をやったり、勉強会を運営したりしていたので、

元から部下や後輩と接するのは好きである。

なので、そういったことを苦労と感じたことがなかった。

そのようなマネージメント力が、他人にあえて誇るようなものではないと思っていた。

 

しかし、世の中的にはどうもそうではないらしい。

今回は、僕が普段意識していることと、これまで経験した事を合わせて論じてみたい。

 

まずはBIBLEの紹介 

Dale Carnegie:How to Win Friends and Influence People (英語版、なんと99円!)

デール カーネギー:人を動かす(日本語版)

 

自己啓発本の祖、カーネギーさんの本である。

 

他人にどうやって影響を与えるかというようなことが、

豊富な当時の実例を元に、極めてわかりやすい英語で書かれている。

書かれたのは何と1937年

その内容は普遍的で、今日でも全く色褪せない。 

内容をものすごーく簡単にまとめる

1. 人は「自分が正しい」と思っているので、批判や頭ごなしの修正では、行動を変えてくれない

2. なので、まずは褒めろ

3. 他人を修正するときは、遠回しに行い、質問などで本人が自ら気づくように仕向ける

 その際、まずは自分のミスについて語るべし

4.変わったらクソ褒めろ

 さらに、部下について、他人に自慢しろ。

 

というような内容である。

基本的には他人の行動に肯定的な態度を貫き、自発性を引き出す事を目指すのだ。

この本を一読すれば、下の内容が、ほとんどこの本の内容の焼き直しであることがわかるだろう。

余談だが、”win friends”は「友達に勝利する」と言う意味ではなくて、

「友達を作る、友情を獲得する」と言う意味らしい。

 

総論:部下とのコミュニケーションを考える

1. 部下が「使えない」ことを前提として考えよ

よく3年目になった医者から聞くのが、「初期研修医がマジ使えねぇ」と言うdisである。

医者のピラミッドを作ると、当然一番下は初期研修医である。

 

初期研修医は学生を卒業したばかりの文字通り新米で、ほとんど何もできない。

お願いしたことをこなすことすら満足にできない。点滴や採血といった手技も下手だ。

 

「本当にあいつ動かないんだよね」「あいつらやる気なさすぎ」。

自分の昔を棚に上げて、部下をバカにしている医者は案外多い。

 

しかし初期研修医が「使えない」のは当然である。

最初から一人前であれば、そもそも研修なんてしなくて良いのだ。

 

 期待するから、腹がたつ。

「医師免許を持っている普通の人間」以上の期待を抱いてはいけない。

 

2. 部下は自分の敵ではなく、味方であり、育てるべき対象であると考えよ

よくあるのが自分の部下と敵対しているケースだ。

チームの一員、と言う意識が希薄なのだ。

 

目標はチーム全員の能力を有効活用し、患者への最大の医療を届けること。

こういった理念やファンダメンタルズは、軽視されていることが多いが、重要である。

 

迷った時は、いつもこの基本に立ち返ろう。 

 

3.基本的には褒めまくり、自主性を引き出す努力せよ

1.2を自分のマインドセットとする。

そうして日常業務においては、「褒めて伸ばす」基本戦略とする。

 

意識障害の患者にいきなりMRIを施行しようとしている研修医がいたら、

「何で最初にMRIなんだ!先に除外するべき疾患があるだろボケナス!」と思うだろうが、

「そうだね、確かにMRIでわかる疾患も多いよね。

 でもまずは、基本的なところから調べて行こうか」と優しく諭すことが重要だ。

 

一番良くないのが、後輩のアセスメントを頭から否定し、ディスるだけの指導である。

これでは研修医は萎縮し、自分の頭で考える事を疎かにしてしまう。

 

基本的には一回受容し、遠回しに正解ルートへ連れて行く戦略が良い。

 

各論:キャラ別ワンポイント講座

とは言っても、扱いにくい部下、と言うのは確かにいる。

ここでは各論的に考察を深めて行く

1.「女医」

これは一緒に働く上で、避けて通れない存在である。

全員がそうだとは言わないが、

女医は基本的に気分屋で、感情的であり、プライドも高く、拗らせやすい。

 

まず女医さんは「自分の敵/味方」の線引きを、ものすごくクリアに行う存在である。

絶対に、自分を敵サイドに組み込ませてはならない。

 

そのためには、ひたすら女医さんに肯定的なスタンスでいる必要がある。

直接的な批判や叱責はご法度であり、修正もどうしても避けられない場合をのぞいて、行わない。

 

修正するにしても相手の顔色を伺いながら、ものすごく遠回しにやろう。 

間違っても、頑丈な元ラグビー部の部下相手の時のように

てめえちゃんと検査結果確認してから帰れや(゚Д゚)ゴルァ!

オーダーだけ出して結果見ないとか医者なめとんのかあ!?

みたいなノリで女医さんに接してはいけない。

 

あと、女医さんは、男医者の仕事以外での行い特に恋愛)も、

その人の「仕事上の評価」の対象に組み込む性質があるので注意が必要である。

あなたにセフレが5人いようが、必ず、

「彼女を大事にしている非モテコミット気味の人」「頼れるお兄ちゃん」「イケメン」

のどれかに分類されるように心がけよう。

 

意外なところで足元をすくわれないよう注意だ。

 

2.「自分より年上で、かつプライドが高い」

プライドが高い年上の人と接し方は、女医さんとの接し方に似通った点がある。

 

そう、一番重要なのは、その人のメンツを尊重すること。

自尊心を満足させるように誘導していく事を心がけよう。

 

3.「モチベーションが0な人」

これも難しい。

修正しようにも、向こう側からの自発的な行動や発言がないので、取りつく島がない。

こう言った人に「やる気出せよ!」と言ってやる気を出すことがないことは、

ここまで記事を読んでくれてきた読者なら自明であろう。

 

自主性を重んじることが基本であることに変わりはないが、仕事の線引きは重要だ。

ここからここまでは、君の仕事。だからここまでは必ずやりなさい

と境界線をはっきりさせるのだ。

 

そうして、ある程度仕事をやってくれるようになれば、それを取っ掛かりとし、

いつも通りの「褒め」による介入を行う。

あとは一緒である。

 

おまけ:飲みニケーションやオフタイムの付き合い方

これは僕自身の性格も多分に関係するが、基本的にはほぼ無しで構わないだろう。

チーム結成時と解散時に、飲み会を行うことはあるが、それ以外には推奨しない。

 

僕は、人間的に個人的に仲良くなりたい場合にのみ、仕事外の付き合いを設定している。

 

結語:部下を育てる根元的なモチベーションは何なのだろう

このように、部下を育てる事、チームを円滑に回す事、には多分な労力が必要となる。

気遣いもしなきゃいけないし、頑張っても部下が全く成長しないこともあるだろう。

 

使えない部下を介在させて仕事をしていると、

まるで繊細な和食を、大きなマジックハンドを使って食べているような気分に陥る。

 

それでも僕は、部下や後輩と接することが好きだ。

なぜなら、成長した部下は「チーム達也の一員」だと考えているからである。

 

僕から受けた影響で、他人が変わり、世の中に影響を与える。

その可能性を考えたら、ワクワクしないだろうか。

 

この記事により、円滑なチーム医療が発展する一助になれば、望外の喜びである。

医者の懐事情を赤裸々に綴る

医学部6年間を卒業したら、次に2年間は初期研修医という身分になる。

初期研修は、国のシステムなので、医学部を卒業して国内で医師として働きたい場合は、誰もが2年間は最低やらなくてはならない。その期間中は、研修先以外での仕事(通称バイト、非常勤)は禁止されている。

これは、昔の研修医の給料が5万しかなかった時代に、当時の研修医がバイトをしまくり日常業務に支障をきたし、問題なったという経緯があるからである。

現在の初期研修の給料はだいぶ上がり500−700万ほどであり、普通に生活する分には全く困らない。

そして初期研修が終わると、一旦勤務先との契約が切れて、再度就職活動をしなくてはならない。就職先は、元々初期研修を行っていた病院や、出身大学の大学病院医局などが多いようだ。

そして医者3年目からは「後期研修医」になる。

そして後期研修医から、「バイト、外勤、非常勤」が解禁となる。今回はそのことに関して、僕の現在知っていることを記していきたい。

 

一般的に、大学病院よりも市中病院の方が給料は高い。大学で年収500万、市中病院で800万あたりが相場のようだ、これだけ見ると「金が欲しいのであればやはり市中病院か」とお考えになるかもしれない。しかし、大学病院には大きなからくりがある。外勤である、

外勤とは、その医局の支配下にある近隣の病院に、半日〜一日だけ派遣されて働く、というシステムである。その時の給料は外勤先から直接医者に支払われ、大体半日で4ー5万ぐらいといった相場だ。

頻度は、各医局でかなり差があり、月に1−2回だったり、週3回だったりする。つまり頻度が多ければ外勤だけで、月に40−60万もの給料が振り込まれるのである。

これにより、大学病院の後期研修医の基本給と外勤費用を合わせた合計は、年収にして1000万を越えることが珍しくない。これは、医者3年目、27歳の時の給料である。

逆に、市中病院での後期研修は外勤システムは基本的にないし、仕事がめちゃくちゃ忙しいことが多いので、基本給が高くても、そこから収入を増やすことは難しい。「大学は給料が安い」というのは、誤りなのである。金が欲しくてあんまり激務したくないのであれば、大学病院がオススメだ。

 

なお、医局や病院が斡旋してくれる勤務先ではなく、自分で求人を探し働くということも可能である。通称バイだ。

普段の仕事を休むわけにはいかないので、基本的に土日や祝日しかバイトはできない。大体土曜日の夜にバイト先に行ってそのまま泊まり、日曜は全日病院、月曜朝まで、という求人が多い。それで15−20万+交通費というところだ。

某大学病院で精神科後期研修医している知り合いは、平日は9時出勤、17−18時上がりというぬるま湯研修を行なっている。

このスケジュールであれば、平日の泊まり込みバイトも入ることができる。もちろん、バイトが忙しい場合だと夜に寝れず翌日のパフォーマンスに支障をきたす。なので、暇なところを探す。

当たり前だが、暇なアルバイトをたくさんやっても、自分の医師としての戦闘力は上がらない。時間を金(時給五千円ぐらい)に変えているだけである。しかし、どうせ家に帰っても勉強して寝るだけなので、泊まるところを変えるだけで金がもらえると考えれば、全く悪い話ではない。彼はそれで、大学病院の後期研修医でありながら、年収1200万を実現させている。

 

ところで、こういった外勤やバイトは、ほとんどの場合、医者としての実績があろうが若手であろうがと時給は変わらない。医者三年目のペーペーでも、医者20年目のベテランでも、外勤やバイトからもらえる額は同じなのだ(基本給は増える)。

そう考えると、一番医者として金銭的に美味しい時は、3年目以降〜30代前半の家族ができるまでという、比較的若い頃なのではないのだろうか。 

 

若ければ若いほど、体力や休日の自由がある時こそ、稼ぎやすい。

当分は若さと体力を武器に、自分の時間を売って稼ぐこととしよう。

お医者さんの時給はなかなか良いのだ。

 

今後は、仕事の実際について、書いて行きたい。

 

 

(2016年12月9日追記)

「市中病院よりも大学病院の方が、稼ぎが良い」という内容であったが、これは条件付きであった。「市中病院では+αのバイトは不可能」という前提で書いていたが、よくよく考えてみれば、仕事量が少ない田舎の市中病院など、それこそ腐るほどあった。

 

僕は「意識が高い医者」なので、そう言ったヘタレな職場のことを全く考慮していなかったのだ。仕事量が少ない市中病院であれば、エクストラのバイトも可能である。

 

実際に僕の知り合いで、市中病院の外科で後期研修をしている奴がいるが、基本給が月に手取り60−70、それに加え、療養型病院での寝当直(その病院で寝ているだけで、基本的に仕事はしていない)を月に2−3回入っているとのことであった。そこからの収入で+20万ほどの収入があるそうだ。

 

こういったライフスタイルであれば、「暇な市中病院」が一番稼ぎがいいことになるな。

洋書を読むにはKindle端末、Kindleアプリ、紙の本のどれが適しているのか

こんにちはTatsuyaです。

先日、イーロンマスクの伝記を読み終えた。

原)Elon Musk: How the Billionaire CEO of SpaceX and Tesla is Shaping our Future,

  Ashlee Vance

翻)イーロン・マスク 未来を創る男、アシュリー・バンス 

 

ちょっと魔がさして、原著(英語版)を選んでしまった。

これがえらい難しくて、通読するまでかなり時間がかかってしまった。

理由は、僕は医者なので、全くビジネスのことがわからないから内容が理解しにくいというのが一つ。
もう一つは、文中に出てくる単語のレベルが非常に高い、というの2点だ。

通読し終わっても、あんまり内容を覚えていないというのも、なんとも悲しい。


ところで、洋書を読む媒体は、何が適しているのだろうか。
今手もとにあるのは 

である。

それぞれのメリットデメリットを考えてみよう

 

Kindleアプリ(PC、iPhone

一番大きな利点は辞書が瞬時に使える点である。
これが秀逸で、指やカーソルで単語をなぞるだけで、一瞬で辞書が表示される。

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デフォルト辞書は変更も可能で、英和辞書はもちろん、英英辞書も設定できる(画像は英和)。

 

洋書を読む際の辞書に関しては、英英にするか英和にするかは賛否両論ある。

英英辞書だと、definitionの中の英単語がわからないことがあり、二度手間になって面倒くさい。

英和だと日本語脳から抜け出せない。

 

まあこの辺は、様子を見ながら適宜変えてみよう。

後述するが、PC/iPhoneKindleでは、調べた単語が単語帳に自動登録されることはないし、単語帳の参照もできない。

何よりPCとiPhoneの難点としては、誘惑が多く、すぐに他のことをしたくなってしまう。

英語を読むという作業は、それだけでもかなり負担がかかる作業で、深い集中が不可欠なのだ。

 

Kindle端末(Paperwhite)

誘惑がないので、集中という意味ではKindle専用マシンが有利だ。

画像が液晶ではなく、E-inkという目に優しい表示なのがありがたい。

 

もちろん辞書機能も内蔵されており、単語をタッチするだけで表示される。

しかもKindle端末による辞書は、調べた単語を自動的にリストしてマイ単語帳を生成するという神機能がある。

 

しかし一つ致命的な難点がある。「辞書の表示スピードが遅い」のだ。

これは、難しいけどちゃんと理解しないといけない本、要するに辞書を引きまくる本の際はかなりのネガとなりうる。

体感的には、 PCやiPhoneの2−3倍時間がかかる。

 

単語帳機能に加えて、Kindle端末には、Word Wiseという新機能がある。
これは、難しい単語をKindleが自動的に調べ、その単語の上にルビとして類語や意味をあらかじめ表示させる機能である。

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「難しい単語の基準」も、任意に調整が可能である。

ただ、難しさの基準は曖昧で、「なんでこの単語にルビがあるのにこれに無いんだ!」

なんとことはしょっちゅうである(僕のVocabularyが偏っている可能性も大) 

 

これは革新的な機能だと思ったのだが、一つ問題があった。

それは、本来の単語を読み飛ばすようになってしまう(あまり意識しなくなってしまう)という点である。


作者の文章の味をそのまま受け取ることと英語学習が原著を読むメリットなのだとしたら、だいぶ勿体無い話だ。

なので僕は、Word Wiseは非表示としている。

 

洋書を読むのに最適な端末とは?

理想を言えば、スピーディな辞書表示と単語帳機能が両立されれば良いわけだ。

使ったことはないが、VoyageやOasisといった上位機種ではどうなのだろうか。

 

またちょっと用途が異なるかもしれないがKindle FireというタブレットはCPU機能がだいぶ優れている印象である。

Kindle端末の機能は基本的に全て使えるようだ。

E-inkでは無いし、誘惑も多いが、一考に値する。

もしまた機会があればレビューしたい。

Kindle Fire タブレット 8GB、ブラック

 

古き良き紙の本

紙の本はその逆で、辞書を引くモチベーションが下がるが、集中しやすい。

あと、周りに「僕は洋書読んでますよアピール」もできるので、モチベーションが上がる。

人との比較の中でしか自分の価値を認識できない僕たちにはぴったりであろう。

勝ち組を目指すなら、とりあえず中高で留学させておけばいいのではないか

どうも達也です。

子供のいない僕が、安直な教育論を語ろうと思います。

 

僕は幼少の頃にアメリカに数年間住んでいたことがあります。

おかげさまで、元々そこそこ英語はできました。

具体的にいうと、追加の勉強は全くなしでセンター英語満点。

模試での英語の偏差値は75〜でした。

TOEFLは100点以上あります。

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現在はアメリカ人ばかりの環境で、英語を読み・書き・会話、全部使ってます。

そこでは、本気で海外を目指している日本人の方とも大勢お会いします。

彼らは、ものすごく努力されています。

しかしそれでも、いや、だからこそ、

「幼少の頃に英語を使ったことがある」ということの英語への影響は死ぬほど大きい」

ことを痛感しています。

越えられない大きな壁があるのです。

 

「ちょっと英語で日常会話が出来る」ということと、

「英語のみの環境で仕事ができる」、ということには、大きな溝があります。

 

ご存知の方も多いでしょうが、英語さえ完璧なら、慶應大学や早稲田大学には、

一般的な受験勉強をほぼしないで入学できます。

 

僕の知り合いには帰国子女がたくさんいます。

彼らは、中高とほとんど遊んでるだけでしたが、

高校3年生の春にちょっと自己アピールと面接の練習だけ行い

そうやって高偏差値私立大学に入学してしまいました。

普通の人が、中学受験、高校受験、大学受験と、人生をかけて勉強してきたのとは対称的です。

 

あ、僕自身は国公立医学部なので、英語以外の科目も必死に勉強しましたし、

センター試験や二次試験も受けましたよ。

 

話は戻りますが、そうやってヘラヘラと高校を卒業し、晴れて良い私立大学へ入学。

学中はサークル・バンド・スポーツなどに適当に打ち込み、

就活ではあっさりメディア、商社、外資系企業への就職を成功させています。

ちなみに商社マン開司のキャリアがこんな感じです。

 

ちなみに、英語ができるやつって、コミュニケーションも上手なんですよね。

だから就活にも強いのでしょう。

 逆に、英語ができても根暗だったりすると、就職もうまく行きません。

しかし「英語できるぜ」という自信が、多くの帰国子女に根拠のないアルファ・オーラを付与します。

なので多くの帰国子女は、

男なら「スペック以上に俺はできる」と思っているし、

女なら「実際の外見以上に、自分は可愛い」と考えていることが多いです。

 

学歴は稼ぐためには必ずしも必要ではないというのはその通り。

ただ、エリートサラリーマンになれば、30歳ぐらいで年収1000万も視野に入ります。

これは、相当に勝ち組と言えるのではないでしょうか。

厳しい受験戦争を幼少期留学のみであっさりとパス。

この「コスパのよさ」に驚くばかりです。

 

2016年の日本で「英語ができること」の価値はこれほどまでに大きいのです。

そして、留学さえすれば、概ねどんな人でも、英語はペラペラになります。

 

いくつか注意点を考えてみます。

 

家族で海外移住した場合は、1年ぐらいでは、そんなに英語はできるようになりません。

なぜなら、家に帰った後は日本語をしゃべるからです。

日本語の漫画、テレビ、ゲーム、友人に浸っている時間の方が英語を使っている時間より圧倒的に長いので、なかなか上達しません。

この場合、実用に耐える英語を習得するには3−4年は必要だというのが、僕のイメージです。

僕がこんな感じです。

 

逆に、全寮制で、24時間周りにネイティブしかいない、という環境であれば、スピードは何倍にもなります。

具体的には、1年ぐらいでほぼネイティブ並みになります。

なので、こっちのパターンが良さそうです。

まあドロップアウトしたりいじめられたりするリスクはありますが。

 

後は、留学する年齢です。

一般的に若い方が現地に溶け込みやすいし、吸収も早いです。

しかし、英語の中身が低レベル(アカデミアや仕事での使用に耐えない)だったり、

忘れるのも早いというデメリットもあります。

0−5歳は留学の意味なし、小学生の場合は帰国後も英語の勉強継続、っていう感じです。

 

バランスを考えると、中学生・高校生あたりがベストでしょう。

この辺は、本人の適正にもよりますが。 

 

というわけで、親が子供にさせてあげることで、

一番コスパが良い教育は、「英語を身につけさせておくこと」というのが

僕の結論です。

 

ところでAiの進歩により、英語の学習が不要になる説があります。

人工知能は人間を超えるのか」とかも読みましたが、僕は極めて懐疑的です。

 

Googleさんのおかげで、文章の翻訳はかなりの精度になっているのは認めます。

ただ、その文章が「英語として正しいのか」判断するには、

英語ができないといけないというパラドックスがあります。

 

Aiの進歩の一番の恩恵は、英語ができない日本人に、勉強しない言い訳を与えてくれたことじゃないですかね。

ま、僕には関係のない話ですけどね。

気づいたら僕は完全にデブの仲間入りをしていた

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え、、、太りすぎじゃない?大丈夫?

先日、久しぶりにA子に会った時に、発せられた言葉である。

 

こんにちはTatsuyaです。 

ご存知の通り今まで散々偉そうに、筋トレや肉体改造記事を書いてきた。

 

そんな意識の高い僕の腹である。

どうだろうか。Take a look...

 

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デブだろう?(見苦しいので小さくしております)

身長178センチ、体重93kg

立派なデブである

 
なぜこんなことになってしまったかというと、
増量期だから」という理由で、好き勝手に食いまくっていたからである。
 
例えば
一人自宅焼肉を4日連続
アメリカで中華料理→バーガーキングのゴールデンコンボ
一人室内BBQでスペアリブ完食
といった具合である。
 
タンパク質を多く取るのは構わないが、いかんせんカロリーが多すぎた。
 
ところで、こうやって急激にデブになった場合、顔周りが案外すっきりしているのが特徴的である。
内臓脂肪→皮下脂肪の順で脂肪はついて行くと言われている。
それが実証された結果である。
 
ここまで周りにデブデブ言われてしまったら、立つ瀬がない。
ダイエットである。
 

ダイエットの基本

ダイエットで一番重要なのは、カロリーコントロールだ。
消費カロリー<摂取カロリー=デブ
消費カロリー>摂取カロリー=痩せ
というシンプル極まりない真実がある。
 
筋肉を落とさないために、タンパク質は体重あたり2−3gは欲しいところ。
そして、筋トレももちろん継続である。
 
この辺の話は以前、この記事で説明した。
(週間金融日記でも取り上げられました)

要するに、一日総量のカロリーを減らせば良いので、一回一回の食事のカロリーを減らすのではなく、思い切って朝昼を抜いて日中はプロテインのみで生活して、夜は今まで通り好きに食う、という作戦である。

 

こうすれば、夕食は思う存分食べられるので食事を我慢する必要がなくなる、という美点がある。

 

今回もこの作戦で行くつもりである。

具体的には

出勤前にプロテイン100g 昼飯抜き 夕食は炭水化物少なめ肉山盛り

というスケジュールで行く
 

筋トレに関して

消費カロリー>摂取カロリーの状態では、筋トレパワーが落ちる
現在の筋トレメニューは

 

メニューA

デッドリフト(スモウ・底引き)115kg 5x5

ダンベルショルダープレス     25kg 8x4

懸垂           限界+アシスト 5x4

ディップス                                          自重 8x3

 

メニューB

スクワット     110kg 5x5

ディップス       自重 8x5

ケーブルロウ     60kg 8x4

チェストプレスマシン 80kg 8x3

 

という2種類のメニューを、交互に平日3回行っている。

様子を見ながら、ボリュームを減らして行く予定だ。

 

目標設定はどうしよう

まずは腹筋のカットが見える段階まで落とす。

そして年末年始には、赤道直下で、鍛え上げた肢体を晒すつもりだ。

 

(なお今はまだこんな感じです) 

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これから初期臨床研修医になる君たちへ

こんにちは達也です。

去る10月20日、初期臨床研修のマッチング結果が発表されました。

日本マッチング協会の発表にあるように、ほとんどの人が第一希望でマッチしたようですね。

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(医師臨床研修マッチング協議会 平成28年度)

 

初期臨床研修とは、医学生が大学を卒業した後に課せられる、2年間のトレーニングです。

記念すべき、お医者さんとしてのファーストキャリアとなります。

 

医学部6年生の皆さんは、2月に控えている医師国家試験の追い込み中でしょうが、

僭越ながら、私達也から皆さんに伝えたいことがあります。

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まず最初に理解しておく必要があるのは、

あなた方はカスであるということです。

 

そう、カスです。

 

病院という摩訶不思議の空間。

そのヒエラルキーで、君たちは最下層に組み込まれます。

 

カースト制度で言うところの「人間扱いされない人々」です。

なぜなら、君たちには、知識も経験も、何一つ持ち合わせていないからです。

君たちが持っているのは、国家試験で詰め込んだ使えない知識と、

6年間の学生生活で肥大させた自尊心、

そして医者になったらモテるんじゃないかと言う淡い期待、だけです。

 

また、どんなにすごい1年目でも、絶対2年目には勝てません。

君が学生時代、MECの模試の順位が学年でトップであろうが、

どれだけイヤーノート(医師国家試験の参考書。辞書ぐらいの厚み)を暗記しようが、

学外の勉強会に出席していようが、

「やっぱりヒストリー&フィジカルだろ」と頭の悪い女の子に自慢気に語ろうが、

そんなことは全く臨床能力と関係ありません。

 

臨床の現場での生きた知識と、参考書の座学での知識には、それぐらいの差があるのです。

 

そして君たちにできる事はただ一つ。

それは、奴隷になる事です。


言い換えれば、言われたことを、ひたすらこなす能力です。

俺が患者を治すぜ!なんて妄想はさっさと諦めて、奴隷モードに切り換えた方がよほど生産的です。

 

優秀な社畜(病畜)になるために、非常に参考になる本があります。

入社1年目の教科書岩瀬大輔

 

この本の、3つの理念を心に刻んでおいてください。

それは、以下です。(これ以外は大したことが書いてないので、買わなくて良い)

  1. 絶対に遅刻は厳禁
  2. 言われた事は絶対やれ
  3. つまらない仕事などない

 

初期研修医になったあなたは、もう学生ではありません。

初期研修医と医学部6年生の一番大きな違い、それは責任です。

あなた方は社会人です。遅刻をしてしまったら一発アウトです。

10分前集合を常に心がけましょう。

 

そして奴隷となった君たちには、様々な「仕事」が舞い込んで来ます。

上司の医者からの指示だったり、

薬剤師さんからのオーダーの確認電話だったり、

熟練看護師からの重要な患者に関する報告だったり、

アホでビッチな新人ナースから夜中の2時に来た、全く緊急性のないコールかもしれません。

 

そして、どんな時も、あなた方の返事はただ一つです。

サー、イエッサー!

 

「この指示を、医者である自分がやることに意味があるのか」

「このやり方では非効率的ではないか」

「そもそもこの治療方針であっているのか」───。

 

そんなクズのような疑念は、今すぐゴミ箱に捨ててください。

全く経験のない君たちが一番に獲得を目指すべきもの、それは信頼です。

しょぼい要件もしっかりとこなせない君たちに、もっとハイレベルな依頼が来るでしょうか。

来るわけがありません。

少なくとも1−2年は、君たちは奴隷です。

 

 

君たちにもう一つできること、それは勉強です。

よく知られているように、医師国家試験の勉強は、現場ではほとんど役に立ちません。

まるで、TOEIC900点の高校英語教師が、アメリカ人の前でモゴモゴしてるかのごとく、です。

 

これは、医学書をたくさん読めとか、問題集を解けとか、そんな話ではありません

 

臨床では、臨床での学びがあります。

よく、ベッドサイドラーニングとか、症例で学ぶ、なんて言われます。

 

これは正しいのですが、誤解も生んでいます。

診療にただ携わっただけでは、記憶はあっという間に通り過ぎます。

本当です。

 

担当した症例一つ一つに関して、病態・症状・対応をしっかりと押さえる事。

それを行なって初めて、君たちの「経験」が「血肉」となります。

ただ見てるだけでは、何も身につきません。

 

とりあえず、奴隷業の傍で、自分の担当患者の把握に命を捧げましょう

エクストラの勉強を行うのは、その後でも遅くはありません。

 

 

さて、ここまで、厳しいことを言って来ました。

それでも、絶対に失って欲しくないものがあります。

 

それは、どんなにゴミ扱いされようが、夢を失わないことです。

腐らないようにすることです。

 

最終ゴールが、「立派なお医者さんになること」であることだけは、

どんな時も忘れてはいけません。

 

厳しくも楽しい、お医者さんワールドに旅立つ君たちの門出。

僕は高らかに銅鑼を鳴らそう。